明けましておめでとうございます。今年も良い相場を期待したいが・・・

浜口です。明けましておめでとうございます。

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NYは下がってるが・・・年頭なのでまあ、明るい話を。

円安、金融大緩和に加え、ここにきての原油大幅安という、思わぬビッグ・プレゼント。新トリプルメリット。
加えて2020年には東京オリンピック、2027年先行開業を目指す東京名古屋、リニアモーターカーの着工が、2015年前半にはスタート。
日本は緩和継続、アメリカは緩和縮小と言う、教科書通りの円安ドル高。それに伴い、輸出企業が潤うのみならず、外人訪日客も増え、個人消費に大きな追い風が。

そして景気循環の面からは、久々にゴールデンサイクルと。

そんなあたりを背景に、今年も日本株、良い相場を期待したいが・・・さてさて、どうなるか。

今年もよろしくお願いします。

円安は、内需拡大に大きく寄与?

浜口です。株式市場は堅調ですね。

当方、ここのところ感じている事。出張先のホテルが、なかなか予約できない。観光客が激増しているんですね。その理由として、円安が大きいと思う。

円安に伴い、海外からの旅行客が激増している。また国内でも、時間に余裕のある団塊の世代や旅行を楽しみにしている女性たちは、円安により海外に行きづらくなっていて、国内旅行志向が高まっていると思う。LCCの普及も、国内旅行増加の背景にあるんだろうな。そんな状況を、日ごろから出張が多い当方、すごく感じている。

円安がめぐりめぐって、内需拡大につながる。当方、そんな変化の息吹をひしひしと感じる。これを今後の銘柄選択に活かしたいな。

これまで円安と言うと、輸出企業にメリットが大きいと言われてきた。今は必ずしもそれだけじゃない。そういうことですね。

今後の国内景気、株式市場、楽しみだな。

日銀は12月の相場急落時、ETFを二日連続で374億円購入

浜口です。

日銀は異次元緩和に関連したETFやREITの市場からの買い付け実施状況について、HPページで公表しています。

下のエクセルの表は、Googleで「日銀 ETF」と検索すると出てくる日銀のHPから、ダウンロードしたもの。追加緩和前は、数日おきにETFを147億円買っていたのが、10月末の追加緩和あとは、買い入れ額が380億円前後に増加しているのがわかります。

12月の急落時にも、ETFを二日連続で374億円、きちんと買っているのがわかりますね。なお、数字を拡大し太字化しているのは当方ですので、そこは誤解なきよう。

12月の急落時、一部で「日銀は今年の買い入れ額はほぼ消化しており、年間3兆円の買い入れは年内実施できるものではない」との解釈が聞こえてきましたが、その理解は正しくない状況がうかがえます。

それにしても・・・中央銀行が株式を年間3兆円買い付ける。これは世界を見渡しても、史上初めてのことでしょう。官製相場とかなんとか、そんな戯言は、言いたいヤツに言わせておけばいい。当方は素直に、相場に乗っかるだけ。日銀の本気、有言実行、その行動力に感服します。

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原油安は実質的な減税効果

浜口です。

原油安、嬉しいよなぁ。

原油安は実質的な減税といわれるが、本当その通りですよね。中東やロシアが法人税減税と消費税減税を、財務省に代わって、同時にやってくれてるようなもの。日本においても、アメリカにおいても。いわゆる原油安に伴う所得移転と言うやつですね。

アメリカなどは日本よりも極端で、ガソリンが下がっているので、大型の車が売れているらしい。大型の車が売れると、自動車メーカーも儲かりますよね。以前日産自動車を取材したときに、本当は、大型車が売れて欲しいんです。マーチが売れても様々な費用を差し引くと、実質的には1万円位の儲けにしかなりませんのでね。そんなことをIR担当者が言っていたのを思い出しました。

明日からの相場が楽しみだなぁ。

株式、みんな、売ってしまったと・・・・

浜口です。
多くの投資家が、ここもとの円安・株高で、ポジションを落としてしまったと・・・いろいろな市場関係者から、こんな声が聞こえてくる。みんな、逆張りに慣れてしまって・・・これが実態ですと。まあ日銀が、心置きなく、買ってくれましたからね。

う~む。若い方はみなさん、上げ相場を知らないから、玉を寝かせるという発想が、ないのかもしれないな。当方、ここは年の功。80年代の上げ相場を知っているから、今回のトリプルメリットは、1986年の大相場のようと妄想し、玉を寝かせまくってます。経験が生きるもんだなと、今のところ、思ってる。

まだまだ、売りませんよ。少なくとも、来年の4月まで、株の買い玉は持ったきりのつもり。むしろ、大相場に乗れない恐怖というか後悔を感じます。う~む。若い人はそんな経験、ないんだろな・・・でも当方が間違うかもしれない・・・最終的な判断は、個人個人で。

このブログでも書いた通り、去年にかけては玉を寝かすことで、いすゞの3倍相場、日野自動車の4倍相場を取ることが出来た。今年は日本郵船と清水建設、さらには野村證券にそれを期待してるんだが・・どうなるか。

円安・金利低下・原油安…トリプルメリット?

浜口です。

昨日は、日経平均が年初来高値を更新。背景には円安・金利低下・原油安があると。

なんだか、1980年代半ば、特に1986年頃かな。そんなムードになってきた。いつか見た光景。デジャヴ…既視感を感じましたね。

当時は円高・金利低下・原油安。これがバブルに向けての株高の背景だった。いわゆるトリプルメリットというやつですね。当時の流行語でした。

プラザ合意以降の強烈な円高。それに対応する日銀の金融緩和。一方で、1979年の第二次オイルショック以降、天井つけた原油価格がこの頃、ジリジリと下げを続け日本経済にプラスに。こんな展開でした。この頃も、OPECがなかなか減産合意できなかった。この点も、今回と似てますよね。

黒田日銀による追加緩和、消費税増税延期、解散総選挙…ここまででもすでにサプライズなのに、原油安のプレゼントとは。

マーケット、1980年代後半型になればいいんだか…ミニチュア版で構わないんで…と、これは当方の妄想、ポジショントークですんでね。話半分で。でもちょっとは期待してるけどな。どうなるか。

日銀にとっての誤算?

浜口です。

国内企業の業績は好調なのに、個人ベースの景況感は必ずしもよくない。特に東名阪以外の地域においては。
この点について、11月30日付け日経ヴェリタスに寄稿されている、東短リサーチ社長加藤出さんの見解が参考になります。曰く:

日銀にとっての誤算は、日銀が「早期にインフレ率を押し上げる」と言えば言うほど、消費者が警戒する現実だろう。
春以降の消費の回復の遅さは、単に消費増税の影響だけではない。所得が増えると予想できない人がまだ多いのに、日銀による事実上の円安誘導で物の値段が上がり、生活にかかるコストは上昇した。
「今後1年間の支出をどうするか」との日銀のアンケートに、「減らす」と答えた人は2013年6月から増加傾向で、14年9月には50パーセントを超えた・・・とのこと。

これが一般個人の感覚なんでしょうか。株式運用にどっぷり浸かった当方の感覚とは、かなり乖離があるが・・・・でもまぁ、企業業績は好調ですんでね。株式投資にこのような「不景気風」を持ち込まないようにしたいものです。

原油暴落!これは日本株に、思わぬプレゼントか?

浜口です。

原油は・・・これは暴落といっても差し支えないでしょうね。ざっくりと、WTI、長く100ドル以上で推移していたものが、足元でなんと、66ドルと!

理由は中国の景気減速、アメリカのシェール開発加速に加え、OPECの調整がうまくいかない。まぁその辺は専門家の分析にまかせたいですが。。。。OPECの調整がうまくいかないのは、1980年代もそうでしたね。デジャブだな。

日本株には、嬉しい話。黒田日銀のサプライズ追加緩和、消費税増税先送り・解散総選挙。これだけでも素晴らしいのに、ここにきて、原油安という大変なプレゼント!最高ですね。まあ業種によって温度差はありましょうが、全産業を見た場合、概して、ポジティブ。

当方もたまにこのコーナーでコメントしてきた、日本郵船。円安メリット+原油安メリットのダブルバズーカで、さすがに株価、動き出してきた。楽しみになってきたなぁ。どうなるか。

株式投信・個人の売りが膨らむというが・・・

浜口です。

株、個人の売り膨らむ。投信、流出月間最大上回ると。

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当方、思わずニヤッとしたんですが・・・この売却した人たち、特に投信を売却した人たち。ここもとの黒田日銀、安倍首相の行動、それがもたらす相場へのインパクト、きちんと理解して行動してるんだろか。単に大幅高したから、売却してる向きが少なくないのではないか。となると今後は、上昇相場が続くのを見てたまらず、買い戻すことに、なるんだろうなと。

新聞記事には、以下の記載も。「売り越し基調については、自らが感じている国内景気の現状と株価の上昇の勢いに格差を感じている個人が多いことも売りが膨らんだ一因と」

まあその通りなんでしょうね。国内経済の状況、個人は景気が悪いと認識する一方、上場しているような大企業の考えは異なる。というか、逆。

ようやくデフレ脱却、ここからため込んだ手元キャッシュを用いて、ここから経営・投資を積極化したいと考えている企業が多い。

個人の景気に対する皮膚感覚と、企業が考えているところが、異なっているケースが多い。そこのところが理解できていないと、この相場には乗れないでしょうね。当方はそう、感じるけどな。いかがでしょうか。

消費増税先送り・衆議院解散、外人投資家が評価と

浜口です。

11月16日付け日経ヴェリタスの表紙の一部を。消費増税先送り・衆議院解散について、外人投資家が高く評価していると。この写真から文章、一部、読み取れますよね。

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消費税増税が、外人投資家にどう映るか。安倍首相にはそれが、非常に怖かった。

だからでしょう。先々週のいつだったか、日本株の場が立っているときにわざわざ、消費税増税の話がリークされた。おそらくは自民党筋からでしょうね。反応を見たかったんでしょう。するとこの日の後場、この話が伝わって以降、相場は急上昇、日経平均は300円超高で終った。これで安倍首相は、消費増税先送りに自信を持ったんでしょうね。

また今回の日経ヴェリタスには、解散総選挙について、こうも整理されている。

再増税延期なら、社会保障税一体改革をめぐる自民・公明・民主の3党合意の骨格の修正だ
。解散総選挙で信を問う旗印にもなる。11月17日のGDP速報値の発表直後に再増税延期を決め、間髪入れず年末総選挙に打って出る作戦が視野に入った。

まぁ、その通りなんだろうな。違和感ない見解ですね。来週からの相場が楽しみ。一部で過熱感を指摘する向きもあるが・・・まあこれだけ上がったので、さすがに一時的な相場下落は十分あり得ましょうが・・・その程度の話でしょうね。

ただ外人投資家が本件を高く評価しているとは言え、10月以降は既に、外人投資家は空前の買い越しになっているわけで…その点は、頭の片隅に置いておく必要はありましょうね。