個人投資家は逆バリというが・・・

浜口です。

これは今朝の日経朝刊記事。なるほどな、これは重要、保存版と感じた。以下、自分の備忘録も含め。記事の感想を箇条書きに。黄色でマーカーした部分がキモと考えます。

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・当方の印象としては、隔世の感がある。昭和の時代、まだネット取引が存在せず、証券マンからの情報により株式売買が多く行われていた。その時代は逆張りのケースは少なく、むしろ好材料で株価が上昇している銘柄の高値を証券マンが勧め、さらに高値を買う投資家が多かった。で、どうみても、失敗している人が多かった。この点、投資家は全体として、進歩したんだろうな。自分で考えての売買ができるようになりつつある。おそらくは・・・

・時代、相場の流れとともに、人の気持ちはうつろうもの。「今後、長期的・趨勢的に株価は上がっていくんだろな。アメリカ株のように。むしろ利益の増加傾向につれ、なにごともなければ株価って、自然と上がっていくんだろな。そんな時代になったんだろな・・・」と、投資家のマインドがそんなふうに変わっていくと、個人の投資行動は変わって来る。逆張り売りが株価の頭を押さえることにならず、むしろその逆の展開に。アメリカに10年以上遅れで、M&Aと自社株買い、アメリカの真似することで、株価もアメリカのようにならないかな。

取り留めがなくなりました。この辺で。

松山・今治・福山・広島に出張③今治へ。そしてしまなみ海道経由で福山へ

浜口です。ドッド・フランク法抜本的見直しと。今週の相場が楽しみですね。
週末です。松山・今治・福山・広島に出張②四国のテツの聖地、下灘駅againの続きを。

下灘から松山に戻ってきた。ここからは東へ、今治に向かうが・・・と、松山でちょっと考えたことを。
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両方とも、松山市電に書かれている言葉。松山って、なんでこう、ほっこりしてるんだろな。言葉を大事にするし、ちょっとした気遣いのこと、書かれているのをよく目にする。正岡子規の影響があるんだろうか…それはちょっとわからないが。

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極めつけはこれ。コンビニの本のコーナーにて。これも、松山ならではだろうなぁ。ちなみに当方、この前大阪で、「汚れた本は誰も買ってくれません!立ち読みは禁止!」と書かれているのを目の当たりにした。う~む。ずいぶんと考え方、ハートが異なるよな?(笑)

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特急いしづちで今治に到着。今治で下車するのは今日が初めてだなぁ。駅を降りたらすぐに、造船とタオルの街今治へようこそと。なるほどな…。

さてさて、今治での仕事が終了。今日はこれからしまなみ海道をバスで、福山へ向かう。海がきれいだろうが、日が落ちてきたので、景色が見えるかどうか。
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しまなみ海道。来島海峡大橋。さすがに格好が良いな。

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しまなみ街道からの眺め。瀬戸内海。実にダイナミック。JRの瀬戸大橋線からの眺めと比べると、鉄橋の鉄骨で遮る分がないだけ見晴らしがいい。その点から、車窓はこちらに軍配が上がるだろうな。

しかし、もう日が暮れる。残念。車窓風景はここまで。もう1本早いバスに乗れたらなぁ。

当方はこの時、カバンの中に昨日の飲み残しの赤ワイン、ペットボトルに入れて持っていた。しまなみ街道を走るバスはトイレがないらしいんで、ビールだとちょっと不安が残るが、ワインならよかろうと。そう考えた。それをちびちびといただく。そうしているうち・・・暗くなって景色が見えなくなったらすぐに、眠りに落ちていた。気が着いたらバスは福山市内に。到着直前だった。

なるほどな。景色の見えない時間の移動には、ワインのこういう活用法もあるんだな。そんなことを考えた次第。さぁホテルにチェックインして食事に行こう。次回に続きます。

トランプ氏、ドッド・フランク法抜本的見直しを指示する大統領令に署名方針と。

浜口です。今日の日経の朝刊から。

ついに出ましたね。トランプ氏は、ドッド・フランク法の抜本的な見直しを指示する大統領令に署名する方針と。
詳しくは、新聞上の黄色いマーカー部分、特に赤囲みの部分にご注目ください。

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この好材料を受けて、先週末のNY市場、ゴールドマンサックス等の銀行株は、大幅高している。本件が今週の日本の銀行株にどの程度波及するのか。見極めてみたいが・・・

まあ、楽しみではあるな。本件、トランプ氏、「有言実行」なので、材料織り込み済みという評価になる可能性もなくはないが、まあその可能性は低いだろな。素直に好感されると思うが・・どうなるか。

日経平均3万円にバブルはいらない

浜口です。

久々に「なるほどなぁ」と思わさせられたアナリストリポートが。三菱UFJモルガンスタンレー証券の宮田さんの書かれたもの。写真を。

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まぁ写真の通りですが、以下に少々、追加説明を。

・筆者の現在の日経平均予想EPSは、1,180円程度。試みとして、日経平均が3万円になるのに必要なEPSは、PER17倍として1,765円。これは結構ハードルは高い。
・ただ、株式市場が強気な時は、PER20倍に買われても良い。その際の日経平均予想EPSは、1,500円程度で良い。これなら数年内に十分達成可能な水準である。
・つまり2020年前後に日経平均が3万円シナリオは、増益基調が続くことで達成可能。日経平均3万円にバブルはいらない。

とのこと。

当方はこの意見に対し、違和感、実にない。やはり日本株、これからが楽しみだな。。。

松山・今治・福山・広島に出張②四国のテツの聖地、下灘駅again

浜口です。今日は日銀のETF買いはなかったみたいですね。残念・・・と、こういう時は気分転換、テツの話を。松山・今治・福山・広島に出張①小判道場&松山全日空ホテルagainの続きを。

朝一で松山での勉強会を終わらせ、夕方、今治で勉強会。昼間は時間がまるまる空いている。ということで当方、四国のテツの聖地、下灘をまたも訪ずれることに。ここは以前、2011年5月にもJR四国・予讃線下灘駅で紹介している。再訪・・・やっぱり素晴らしかったな。とにかく、駅からの景色や佇まいのひとつひとつが、宝物のよう。写真を。

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12時25分に予讃線下りの鈍行で下灘駅に到着。これは有名なシーンだよな。景色・佇まいの素晴らしさはもちろん、左の電柱のひらがなのしもなだの文字、字体のほっこりさに、なんとも癒されるな。

上りの列車の出発時間は、12時59分。差し引き24分間、下灘駅を味わうことができる。さて…

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下灘駅の表示板と、屋根付きベンチを。きれいだが…ちょっと日が陰ってきたかな。

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ベンチから、予讃線の左右の景色を。今度は少し、お日様が出てきたみたいだな。

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下灘駅の駅舎。ひなびたムード。いいな。

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らぶらぶベンチなるものが出来ていた。ここに座ると、屋根付きベンチ越し瀬戸内海、つまりここで最初にアップした写真の景色が見れる。しかも傾斜が付いているので…JR四国も、粋なこと考えたもんだよな。

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濃密な24分間があっという間に過ぎて、上り列車が到着。これに乗って松山に戻らないと…

下灘駅、やはり素晴らしかった。この日の天気は晴れ時々曇り。雲の合間から、お日様が出たり引っ込んだり。それに伴って、周りの景色が劇的に変わる。光がさして回りが明るくなると、何とも嬉しい気持ちにさせてくれる。一日の変化、四季の変化をこれだけ強く感じさせてくれる場所は、なかなかないだろうな。

他の何にも変えられない、豊饒な時間を過ごさせてもらった。またなるべく近い将来、再々訪したいな。人生、悪くないって・・・

執着心の強さ

浜口です。

春山昇華さんのブログ。参考にさせてもらってますが。今回はとりわけ秀逸だなぁ。

上級者と中級者の分水嶺の説明の中の、執着心の強さのくだり。詳しくはリンク先をご覧いただきたいが、要は、「上級者と中級者の差は、心の差、執着心の差だと思う。」と。

これは心に響いた。まったくご指摘の通りだと思いますね。

当方これからも、基本は日本株で行く。たまに英ポンドのリターンリバーサル狙い・・・、暴落したポンドを買ったりとかすることもするけど、これはあくまでも遊び。メインは日本株。執着心で行こうと思います。これからが楽しみだ。

トランプ大統領と安倍首相の会談、麻生財務大臣も来るようにと・・・

浜口です。

次回のトランプ大統領と安倍首相の会談、麻生財務大臣も来るようにと言われているらしい。

悪くない話だと思う。おそらくは米国は公共投資を積極的にやる。その場合、一方的な円安ドル高になることを封じることも含め、日本にも公共投資の実施、同調してもらいたい。そんなはたらきかけの展開になるんだろうと。

ならば上等じゃないですか。だとすると、日本株にはポジティブですよね。

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う〜む。当方、吉田茂の大ファンなんだが。この本が頭をよぎった。麻生さん、トランプさんとの会談、がんばってなあ…

景気は冴えなくても、日本株EPSは増加していく

浜口です。

私は長期的には日本株に強気なんです。背景の一つに、景気は冴えなくても、日本株のEPSが増加するシナリオを持っているからなんですね。国内企業の財務・投資行動が、ここ数年、ようやく変化してきたように思うんです。このことはあけましておめでとうございます。今年の日本株式市場見通しを少々。でも触れているんですが、今回はここのところを少し、踏み込んで説明しましょう。

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2012年あたりから、鉱工業生産は横ばい。つまり製造業中心に、景気はさえない。にもかかわらず、日経平均予想EPSは、明確に右肩上がりになっている。この点は要注目です。この増益基調は今後も変わらないでしょう。なお当文章に用いられているグラフは両方とも、三菱UFJ投信HPに掲載されているものです。

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日本株が増益基調と考える理由は2点。①キャッシュリッチな企業が、主に海外企業へのM&Aを活発化させている。黒字企業の買収により、連結ベースのEPSを増加傾向にさせている。②自社株買いの増加傾向。これもやはり、EPSの向上に寄与する。足元で国策として唱えられている「コーポレートガバナンス・コード」が株主に対する利益還元の一環として、自社株買いを増加させている。この点も、増益に寄与。この状況は、今後も継続する。なおこの自社株買いは月次ベース。年間に直すとx12ですから、6兆円以上となる。日銀のETF買い7兆円にも肉薄する。もの凄い金額ですよね。

また2008年ぐらいから、国内民間企業の現預金は増加傾向となっている。理由は2点。まず、日本の企業の設備投資が2008年以降あまり増えてなく、企業の内部留保が増加していること。リーマンショックの影響で、この辺り、慎重な対応になったと考えます。加えて、足元のマイナス金利に象徴される低金利のポジティブな側面が大きい。銀行貸出については、確かに銀行は利ザヤはあまりとれていないが、貸出額時代は増加傾向にある。企業による低利の社債調達が活発化している。その結果、企業の積み上がった内部留保に加え、貸し出しや社債発行に伴う低利資金が、M&Aや自社株買いに回っている図式となっているわけです。

今後、この状況は引き続き継続、もしくは加速する可能性が高く、企業のEPSの増加から、日本株が長期的に上昇する展開が期待できると考えます。新聞紙上でも、最近は週に一つや二つは、大型M&Aの記事が掲載されてますよね。

このM&Aと自社株買いは、アメリカが20年以上前から行っていること。日本もようやく、アメリカの「真似」ができるようになりつつあるということですね。これにより日本株もアメリカ株のように、上昇トレンドが続くのではないかなと。そう期待している次第です。どうなるか。

トランプ氏就任演説は波乱なし?

浜口です。

たった今、日経モーニングプラスでソニー銀行の為替アナリスト・尾河さんが面白いコメントされてましたね。

1月20日のトランプ氏の就任演説は波乱は無い。何故かと言うと、作文された文章を読み上げる形になるからと。なるほど…そういう見方があるんですね。

ただ質疑応答あるだろうから、そこはリスクにはなりますね。

どうなるか?

うねりチャート底値買い投資術

浜口です。本屋さんに行ったら、ちょっと気になるタイトルの本があったので立ち読み。惹かれる部分を感じて、買って読んでみました。この手の本、昔はむさぼるように読んだけど。最近買うのは、久しぶりだな。

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著者については当方は面識なく、どんな方か全然わからないが…でも、億の資産を作っているという。

売買技術論的な本。読んでみて驚いたのは、この筆者は故林輝太郎先生の影響を強く受け、実践してるんだろなということ。故林輝太郎先生のファンなら、「なるほどな・・・」と感じる部分が多いはず。おススメできる本ですね。

書きぶりは林先生以上にわかりやすい。主張はざっくり、次のようなことでした。

・相場で儲けるには、タイミング5割・技術3割・銘柄選びは2割だけ。
・投資家として基本の売買技術を身に付けること。
・銘柄を絞り得意な銘柄を作ること。
・相場は谷と山が交互にくることを知ること。
・分割して売買をすること。売りは一括
・勝負どころは年に1度、大勝負は3年に1度、天下分け目は7年に1度
・余裕資金を常にプールしておく