大統領就任後100日はハネムーン期間?

浜口です。

今、日経提供の番組で、ソニーフィナンシャルホールディングスの金融市場調査部長 チーフアナリスト尾河さんがコメントしている。彼女によると、アメリカでは大統領就任後100日はハネムーン期間と呼ばれ、メディアは新政権への批判を控える。お手並み拝見の期間になるとのこと。この期間は波乱は起きづらく、市場はリスクオンで推移するのではないかと。当方もこの意見、違和感ありませんね。

新大統領のハネムーン期間か。なんだか久々に聞く言葉だなぁ。

大統領の就任演説は来年の1月20日。その後100日
というと、 5月ごろと言うことになる。年前半高のアノマリーと概ね重なるが、そう理解して良いのだろうか?

まぁいずれにせよ、楽しみな話ではありますね。どうなるか。

日本株、11月9日の暴落は、コンピュータの自動売買が犯人?

浜口です。

昨日書きましたトランプ大統領受けての日本株、Brexitのときの展開に酷似?のなかで言及した「ヘッジを試みようとした人」たちとの多くは、コンピュータだったと言う説がありますね。

昨日は現物株は薄商い。先物は大商いだった。ここである人曰く、先物のトレーディング室が特段賑わっていたわけでもなく、ただ静かに、コンピュータによる売買自動執行が続いていたと。後はここには書けませんが、これ以外にもコンピュータによる売買自動執行説を裏付ける話が聞こえてきている。おそらくは、その通りなんだろな。

一例だが、最近新しい形のバランス型ファンドが流行っている。内外の株や債券やリートに分散投資するが、その比率は市場のトレンドを見ながら、コンピュータが自動的に調整する。

トランプ大統領が決まった後、最初に開く流動性のある市場といえば日本株。これは欧米との時差の関係で、宿命的にそうなる。トランプ大統領の実現で先行き不透明感が広がる中、内外の株式の比率を落としたいと考えたコンピュータが、相対的に流動性が高くかつ他の先進国市場と相関が高い日本株に売りを出した。株価の下落が続く中、順張りのトレンドフォロー型コンピュータ売買がさらに追加の売りを出す。このスパイラルで相場がどんどん下がっていった。こういう理屈ですね。まあ、投信だけじゃあない。外人投資家の売買も、コンピュータ由来のものも少なくなくなかったのではないだろうか。まあ、これは裏は取れてませんが…

日本株市場で概ね株式エクスポージャーの調整が終わった後、アメリカ株式市場ではトランプ氏の演説がなかなか良かったこともあり、弱気相場にはならなかった。というか、もうアメリカ市場でポジション調整をするコンピュータは限定的だった。そんな想定ができると思うんですよね。

まあ・・Brexitのときも今回もそうですが、別に日本固有の要因では全くないのに、イギリスアメリカの要因で、株式エクスポージャーの調整対象にされるのが日本株だとしら、たまったものではないが・・・まぁこういう事はまたこれからもあると考え、逆にこういった状況を収益のチャンスとしてとらえるのもいいかなぁと思いましたね。

まぁ・・・昨日、どのタイミングで日本株売りを行ったのか。それって、ファンドを運用するコンピュータがどこで売りの指示を出すかによるんだろな。これが仮に投信のバランス型ファンドなら、しばらくするといやでも、売買の巧拙がパフォーマンスとして表面化することになる。まあ、競争が厳しい世界ですからね。お気の毒にと言えなくもないな。

以上の仮説が正しいとすれば、少なからぬトレンドフォローのコンピュータが、今日に関しては日本株の高値を買い上がざるを得ない。そんな状態に置かれたんだろな。だとしたら、往復ビンタで・・・なのかな。わからないが。

取り留めがなくなりました。この辺で。当方はコンピュータではなく生身の人間。まあ、粛々と判断して、進んでいくことにします。

トランプ大統領受けての日本株、Brexitのときの展開に酷似?

浜口です。

トランプ大統領のおかげで日本株は暴落していますが、当方現状、この日本株の動き、Brexitの時と似た展開になるのかなあと言う気も、してるんですよね。

あの時は英国のEU離脱が決まって、初めて開いた大きな株市場が日本だった。日本株は流動性が十分あるマーケット。故にエクイティ関連資産をとにかく減らしたいと考えた向き、立場上へ辞せざるを得ない向きが、日本市場で先物を大量に売りに行った。これにより、日本市場は暴落した。

しかし、ここで売りが一巡した。これを受けてのをアメリカ株は、下落しなかった。市場は冷静さを取り戻した。要は流動性が高い日本市場が、体よく使われただけ。で、日本市場でヘッジを試みた人たちが、結局はその分、くたびれ損になった。こうゆう展開ですよね。今回のトランプ・ショックもこんな展開になるのではないかなぁと、期待しているところです。現にCMEでは現在、日本株は堅調に推移してますよね。イギリス株なんか逆に上昇しているもんな。明日のアメリカ株も、もしかして上昇だったりして。Brexitの時は、確かそうでしたよね。

なお、トランプ大統領になった場合の市場の反応については、市場には意外に悪くない?トランプ氏の政策はで書いた通り。当面は市場は乱高下、心臓に悪い相場が続くかもしれないが、長期的にはむしろ、ヒラリーよりよかったんじゃないか。そんな風に当方は楽観してるんですけどね。どうなるか。

英ポンドのリターンリバーサル狙い・・・

浜口です。昨日の日経朝刊から。

英のEU離脱、議会の承認必要 裁判所が判決って、本当か?

この方向だと、これまでの経緯。つまり国民投票が、離脱派のリーダーだった現在外相のボリス・ジョンソンがなんやかんやと相当に煽ったことによりわずかな差で決まったことを考えれば、イギリスのEU離脱は白紙になる可能性は、相当に高いのではないだろうか?

う~む。ポンドは確か31年ぶりの安値というが、当方には下げ止まっているようにも見える。これ、取れるんじゃないかな。そう考え、実にらしくなく・・・モグリの外貨投資家に変身。ポンドの普通預金をしてみました。要は株式投資で言うところの、リターンリバーサル狙いですね。どうなるか。

現在は試し玉程度ですが、うまく相場に乗れそうなら、玉を増していこうかな。仮にもしもイギリスのEU離脱がなくても、ポンド、ここまで下がれば、下値は限定的と考えるが・・・どうなんだろな。

久々にリスク・オン??

浜口です。

久々にリスク・オン、なんでしょうね。特に日本株。上がる理由?特に見当たらない?そんなことはないって。いろいろあるが・・・来週あたり、後講釈的にコメントされるんじゃないのかな。何かと。評論家から。

当方ここから結構、期待できると考えるが・・・疑い深い人は、11月8日、アメリカの選挙までと割り切るのもいいかもな。

風に吹かれて?為替が円安に振れているが・・・

浜口です。
為替が円安に振れてますね。

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1〜2か月前あたりは、為替の専門家・識者と言われる人達の多くが、実に実に理路整然と円高を唱えていた。すぐにでも100円割れは必至と。95円割れも十分ありと。近いうちにもと。それをあざ笑うように、足元で円安に振れている現状。これをどうとらえるべきなんだろか。

当方はノーベル文学賞候補のBob DylanのBlowin’ in the wind、邦題「風に吹かれて」の歌詞が頭をよぎりましたね。曰く:

The answer, my friend, is blowin’ in the wind.The answer is blowin’ in the wind
友よ。答えは風に吹かれている・・(要は答えはない、もしくはわからない。誰にも決められない。)

・・・と、今日、朝になってみたら、この写真の円安、「行って来い」になっていた。やっぱり為替市場、風に吹かれているのかなあ。

取り留めがなくなりました。この辺で。まあ素直に虚心坦懐に、市場を見ていくことにしましょう。

日経平均の13週と26週がゴールデンクロスと

浜口です。おはようございます。ただいま、朝の6時25分です。

たった今、マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木さんがテレビ東京のモーニングサテライトで、 日本株に対して強気の見方を披露されてますね。わかりやすい・・・興味深く思われたので、ちょっとテレビ画面の写真を撮らせていただきました。

日経平均の13週と26週がゴールデンクロスしていると。で2012年以降過去2回は、ゴールデンクロス後、大相場に発展していると。

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で「大相場3条件」に、今回も合致していると。
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もちろん、このフリップ以外のことも詳しく説明されていました。なるほどなと・・・当方には、違和感はないご意見でしたけどね。どうなるか。

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おっと…日本株は夜明け前と。どうなるか…

10月に入って日銀がETFを買っていない

浜口です。

写真の通りですが…10月に入って、日銀がETFをまとまって買っていない。どうしたんだろう。

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この文章を書いているのは13日のお昼。前場の日経平均は65円安だから、今日は買うのだろうか。

ちなみに9月末にかけての日銀の買いっぷりは下記の通り。きちんと733億円買ってますよね。9月後半にかけて。前場、下がった日には。

まぁ計算してみたら9月は7000億円ぐらい買っているから、 6兆円を12か月で月間5000億円買うということを考えると、9月に買いすぎた分の調整と言えなくもないんですかね。

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「住友銀行秘史」・・・凄いな・・

浜口です。

こんな本が店頭にあるのを見つけた。凄い・・当方、迷わず購入。

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当方現在、読み進み中ではあるが…ものすごいリアリティー。引き込まれる。万人にお勧めできる本ではないが…この時代に生きた金融マンには、是非、書店で手に取ってもらいたい。途中まで立ち読みすると、最後まで読みたくなると思いますね。

かつては飛ぶ鳥を落とす勢いの、かの住銀の物語…磯田会長、向こう傷は恐れないというが・・・仕手筋との関係、巨額の不良債権融資、権力闘争。かの住銀が・・・で、許永中は、本物の悪と。

で、住銀の一役員だった筆者は、繰り返し内部告発文を送る。驚くべきことにそれは、大蔵省や日銀、新聞社にまで。その文面まで、記されている。その告発文が世の中を動かす。

イトマン事件の関係者が半分近く亡くなった。そんな時が来た今だからこそ、書ける本なんでしょうね。

とりとめがなくなりました。この辺で・・・・

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富士通よ、おまえもか・・

浜口です。

富士通、パソコン事業をレノボ傘下にと。

富士通よ、おまえもか・・・1990年代に輝いていた産業が、次々と。

想いおこせば・・・1970年あたりは、「鉄は国家なり」「鉄は産業のコメ」と言われた。1980年代以降は、「半導体は産業のコメ」と言われるようになった。で、現状は・・・みなさん、ご存知の通りですよね。

時代の流れと言えばそれまでだが、産業は変わる。この事実を、再認識させられるニュース。しみじみするな。良くも悪しくも。Bob Dylanではないが、時代は変わるな。

富士通、ITバブルの頃は株価、5000円以上してた。それが今は、1/10程度。それでもまだ、頑張ってるほうだよな。

富士通、これで良い企業に変身できればいいが、どうかな。