浜口です。相場は次の材料待ちかな。瀬戸内海6県を訪問①ひっぱりだこ飯と岡山全日空ホテルの続きを。
8月のある日。岡山で某銀行に向かう途中、下の看板を発見。おそらくウマヅラハギを中心に出している居酒屋なんだろうな。以前TVで、カワハギは美味で人気がある。ウマヅラハギもそれに負けない味だが、見た目が良くないのと名前が悪いので人気が出ない。でも人気がない分、割安であると説明していたのを思い出した。仕事後、寄ってみたら、なかなかよかった。写真を。
ウマヅラハギとサバがメインで、瀬戸内海の地のものを中心に出してくれる居酒屋らしい。地元客が多い様子。これは期待できそうだな。早速、お店に。
ウマヅラハギの薄造り。ほのかな甘みが感じられ、とても上品な味わい。但しキモは、小さ目だったな。
こちらの美女が、注文対応してくれた。この人、1970年代のアメリカはLAのシンガー、リンダ・ロンシュタットに似てるよな・・・・・
ウマヅラハギの塩焼き。見た目は微妙だが…身は適度な弾力があり、上品な味わい。旨しだったな。最高。
ウマヅラハギの塩焼きを食べた後に残った骨。骨、半透明なんだな・・・・あと、ヒレはヒレ酒にしたら旨そうだな。見るからにな…
ガザえびの唐揚げ。見た目通りの味。四万十川テナガエビの唐揚げをイメージした。ビールによく合うな。
ウマヅラハギの雑炊。普通においしかったが、ウマヅラの存在感は正直、あまりよくわからなかったなぁ。
お店の人曰く、ウマヅラハギは、瀬戸内海に多く生息している。今日のウマズラは、岡山の児島で取れたものと。
ウマヅラハギは、カワハギより格下と思われることが多い。肝についてもカワハギよりも少し小さめな気がする。しかし高松の居酒屋で聞いてみたら決してそういうわけではなく、時期によってはウマヅラハギの方がカワハギよりも上手い時がある。これはひとえに、旬の時期が微妙に違うからとのこと。
市場魚介図鑑HPで、ウマヅラハギのことが詳しく説明されています。以下、要旨を貼り付けておきますが、ウマヅラの旬は秋から冬なんですね。カワハギと比べて味で劣るといわれる理由も書いてある。産地に近いこの店なら、この点問題なさそう。今度は秋から冬にかけ、岡山に来るチャンスがあれば、リピートしてみたいと思います。次回に続きます。
ウマヅラハギ
旬は秋から冬。カワハギと比べて味で劣るといわれる。これはウマヅラハギのとれた場所や鮮度によると思われる。瀬戸内海や西日本では、両種を値段的に分けたりしない。
刺身は透明感があり、その上、甘味がある。やや上品にすぎる味わいを助けるのが秋にたっぷり膨らんだキモである。夏には赤味がかったキモの色が寒くなってくると白くなり、口の中、体温で溶けるほどに脂がのる。これを適当に切り、刺身に巻き込んで濃淡混ざりあった旨さを味わう。西日本では鍋物の材料としても珍重するが、白身であっさりしていながら甘味がある。とても味がいい。