浜口です。
久々に株式運用の本で読んでみたいくなったものが。参考になりましたね。これです。大和証券の吉野アナリストの著作。
この本からは、様々なことを読み取ることができる。人により投資スタイルは様々に異なるのでしょうが、それぞれに有益な本だと思います。当方に最も響いたのは、予想以上に、低PBR投資の有効性を説いている点。本全体を通して、低PBR投資の有効性がしばしば言及されています。
一例ですが、超長期投資に銘柄選別の4段階として、① PBRが 0.8倍以下②自己資本比率が業種内で 2割未満を除く③予想経常利益がプラス④配当利回りが2%以上と。
驚いた。当方が、15年近く前に書いた本で説明した買い銘柄スクリーニングの条件とほぼ一緒。ちょっとびっくり。デフレの時代でない限りにおいては、有効な投資指標は今も昔も変化ないんだなと、妙に納得。一流のクオンツアナリストの、お墨付きをいただいたような気持ちになりましたね。