沈黙は金…我々は少数派

浜口です

株式市場が上昇して、懐具合が良くなっている方も多いと思います。

しかし、株式で儲けているのはまだまだ少数派、そのことを忘れてはいけません。株式投資を不労所得と考えている向き、あるいは株式投資をしたくても、元手がなくてできない人たち。彼らの方が、多数派なんです。多数派たちのご機嫌を損なう事は得策ではありません。

当方、このブログで株式の事以外にたまに、グルメ、ホテル、テツのことを書きますよね。 ブログを更新した旨、Facebookでたまに紹介することがあるんですが、前者に関してはそこそこコメントやいいねをもらうのですが、相場について書いたものについては、ほとんど反応がない。

株式投資をしていることについては、沈黙は金…我々は少数派。この理解は徹底しておいた方が良いように思われます。自戒の念も込めて。

まぁ…クールな少数派だからこそ、超過利益を獲得できるわけではありますが…

玉を寝かせて良い相場なんだろうな。当分は。

浜口です。日本株、今日もいい感じでしたね。

当分、玉は寝かせて良い相場なんだと思います。少なくとも当方は、そうするつもりです。当分は。

Sell in Mayをどう乗り切るかが課題になりますが…まぁそれぞれの判断で。今年は下げがないかもしれないし。

仮に下げがあったとしても、ほったらかしておけば、株価は戻ってくる可能性が高いと。それよりも、上げ相場で玉を持ってなくてどうする。こちらの方が深刻な悩みかも、知れませんね。

時代は変わった。日本株は業績面も需給面も、抜群に良くなった。失われた20年、 15年デフレを経て、日本があらゆる点で、アメリカの真似ができるようになってきた。この点が大きいと思う。

黒田日銀の異次元緩和も、要はアメリカの量的緩和の真似、というか応用ですからね。

とりとめがなくなってきました。今日はこの辺で。

ITの変化スピードの凄まじさ・・・口頭インプットが可能に

浜口です。

相場の話ではないんですが、最近、ちょっと驚いたことを。当方、野口悠紀雄さんの著作、いろいろと参考にさしていただいてるんですね。この本では、クラウドのことについて。

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この本は4年位前に書かれたもの。少し前の本ではありますが、これを今読み返してみた当方はちょっと驚いた。下記の記述に関して。

アイデアが浮かんだら紙にペンで書く以外の方法はない。録音したものを正確に解読してテキストファイルに起こしてくれるような技術は、我々が生きてる間には多分、開発されないだろう。

…現在、 実際どうかといえば。当方この文章は、iPhoneに話しかけながら、口頭インプットで書いている。つまり野口さんが、我々が生きている間には多分開発されないだろうとしていることが、 4年後には起こっている。これが現実です。

う〜む。全くもって、IT技術の進化スピードの速さには驚かされるな。これから、どんなことができてしまうんだろうな。
我々のように文章を書く立場からは、楽になる事が多くなるんだろうな。これは歓迎すべきことですな。

日本株、やはり循環物色なのか?

浜口です。日本株、相場になってきましたね。

今回の相場の特徴は、跛行色がありそうで、そうでもない点でしょうか。やはり循環物色なんでしょうね。そう考えます。

ここのところの大型株の物色の流れを見ても、まずは2013年以降全面高となった後、自動車などの円安関連株が買われたり、直近では配当利回りの高いディフェンシブストックが買われたりしている。

そして先週金曜日の動きの中では、銀行株が上昇している点が注目されます。1615東証銀行業株価指数ETFが、新高値になってますよね。

銀行株はこれまで、出遅れが顕著だった。銀行株は上がったら上がったで、上昇を正当化する理由はいろいろありますよね。

株式の需給が良い中、ここから、水準訂正する相場になるか。ちょっと楽しみだなと思ってます。

NY株が安いのが気にはなるが…クジラたちはこれを、喜んでるかも知れませんね。安い水準で組み入れができると。さぁどうなるか。

キャッシュを潰さないといけない。

浜口です。

今朝の日経新聞にもありますが、年金資金が株を買っていると。クジラ買いの爆発力と。

当方も以前、年金や公的資金のファンドマネージャーをやっていた。その時のことを思い出しました。新規資金が入ってきた、早いところキャッシュを潰さないといけない!そんな感覚に襲われた事を、思い出しました。う〜む。できれば高い所は買いに行きたくはないが…しかしキャッシュのままだと、相場が上がった時に言い訳できないし…。

入ってきたお金を早いところ、株式にフルインベストメントしないといけない。そんな資金が今、株を買っているんだろな。

まぁ、株式の組み入れが終わってしまえば、買いはそこまでだが…でもこれだけ多額だと、そんなに簡単にキャッシュは潰れないんだろうなぁ。

以上、今回は非常に感覚的な話でした。さて今日の日本株はどうなるのかなぁ。

資産運用に定年はない。

浜口です。

ある人から、「あと5年で定年。住宅ローンも少し残っている。定年後の人生、どうしたものか?」と相談を受けました。

当方答えて曰く。「サラリーマン人生は確かに定年がある。それ以降はたとえ勤められても、給料はガタ減りになるでしょう。でも資産運用に定年はありませんよ。定年以降は、資産運用をライフワークにしたらいかがですか?

せっかく、歴史的低利で貸してもらっているローン。退職金でまとめて早期償還するなんて、ちょっともったいない。そんなことを考えずに、ローン金利を上回る利回りで運用する。それを考えてみたらいかがですか。今の日本株の配当利回りなら、ほぼほぼそれも、可能ではないですか?まあもちろん、キャピタルゲイン狙いの肉食系運用も、目指すわけですけどね。

おりしも15年デフレを脱却しつつある日本。これはアメリカやドイツの過去の例を見ればわかりますが、正常化した先進国の株式は、「まともな経済」になれば、基本、右肩上がりになるものですよ。

その人は、資産運用のど素人ではない。一応、まずまずキチンとした株式運用の知識を持っている。その人の住宅ローンのコストがどのくらいかは不明だが、どうやら1%台らしい。ゆえに当方、そんなアドバイスをした次第ですけどね。

まぁその人がどう動くかは、その人次第、正確にはその人の性格、その人のリスク許容度、実際のその人の、ファイナンスリテラシー次第だけどな。

まあ…資産運用に定年はない。それだけは真実ですよね。素晴らしいことだと思う。この部分だけは、当方も生涯現役で、行くけどな。

循環物色の相場?

浜口です。

日経平均株価は15年ぶり高値。しかしながらNT倍率は下がっており、Topix優位の状況と。年金運用など、機関投資家の長期資金による買いが入ってるんでしょうね。

当方が先日書きました、驚き…銀行のETF保有額の多さ。で紹介している内容が報道されてから、銀行株の上昇が加速しているように思えてなりません。

足元では、銀行株がまず先導し、先週末あたりは建設株も上昇する。そんな循環物色の展開になっていると考えます。物色の裾野、当面、拡大していくのかな。どうだろな。分かりませんが・・。

とにかく銀行株が上昇する相場は強い。ここからは、腰の入った相場の上昇、ちょっと期待できると思っているが…さぁどうか。

驚き…銀行のETF保有額の多さ。

浜口です。

2月18日の日経新聞マーケット総合一面スクランブルによれば、融資先が減る中、銀行は従来の持ち合い株に加えて、純投資として上場投資信託等で株式投資を積み増している。株価指数連動形のETFに限れば、推計で銀行は時価総額の6割全部を保有しているとも言われる。。とのこと。

これはちょっと驚き。銀行のETFの保有比率、当方の想像以上。看過できない記事。

国内株価の上昇そのものが、銀行株の業績や株価に影響を与える度合いが高まっている。そういう事ですね。銀行株のべータ値も、これまで以上に高くなっていると考えるべきか…

金利は、金融機関にとっては「商品」

今日の東京12チャンネルモーニングサテライトで、最近の東京市場におけるリターンリバーサル、物色対象の変化について説明がありました。金融機関の株が上がっているが、背景には長期金利の上昇があると。

マネックス証券の廣木ストラテジストが、金利というのは、金融機関にとって商品なんですと言う説明をされてましたが…なるほどなと、納得させられる表現でしたね。一面の真理を、捉えてはいるよなと。

確かに、金利はそういう側面はあるよな。一般論として銀行株は金利低下メリットが大きいようにも思われますが、それだけではないと言う事ですね。銀行株は、景気敏感株でもあるし。

取り留めがなくなりました。この辺で。

低β銘柄、ディフェンシィブ・ストックの上昇?

浜口です。

昨年4月以降の日本株は、低β銘柄、ディフェンシィブ・ストック中心の上昇であったようですね。

業種的には、アパレル、トイレタリー、医薬品、食品、メディアなど、いわゆるディフェンシィブストックが買われる一方、景気敏感セクターである、銀行、証券、建設、不動産、鉄鋼など、通常は内需主力銘柄と認識されるセクターのパフォーマンスが冴えない。TOPIXをアンダーパフォームする状況でした。

この背景には、世界的な金余り、金利低下の中、低金利を嫌ったマネーが株式市場にも入ってきた。しかしそのようなマネーは、「債券的な株式」を好んだ。

つまり、配当利回りが安定もしくは微増傾向にあり、債券に近い感覚で運用できる株式を選好した。そんなところだと思います。加えて、高ROE選好ブームもありましたよね。

ところがここにきて、さすがにディフェンシィブ・ストックの割安感が後退する一方、銀行株が上昇しだす等、物色の流れに変化の兆しが見られるようにも思えるが・・・さぁどうなるか。