今度こそ・・・ゴールデンサイクルの現実化?

浜口です。

NY株が急落してるが・・・・為替は小動き。現状、世界的なリスクオフには、なってない。ここがポイントでしょうな。どうなるか。

さて日経電子版に、「歴史的大相場の入り口? 景気サイクルに乗る投資」というコラムがありました。一部引用させていただきますと:

「日本株は歴史的な大相場になる可能性がある。20年に日経平均株価が3万円になるような」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二・景気循環研究所長は予想する。その根拠は、グラフAのように周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなるためだ。

とのこと。波動のグラフは下記。

 

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嶋中雄二氏は、2006年に「ゴールデンサイクル」という著書を書き、同様のことを述べられている。加えて日本の経済に観察される「前半・後半の法則」から見ても、2006年以降は日本株は明るいと書かれている。ただし、実際にはそうはならなかった。その理由は、第一にリーマンショックという、景気循環をも超越してしまうような大波乱があったこと、第二に、建設投資循環を上向きにさせるドライバーがなかったことが大きいと思われます。

さて・・・仕切り直し。再度、4つの景気波動とも右肩上がりになる局面が到来と。リーマンショックは乗り越え、建設投資循環を上向きにさせるドライバーは言うまでもなく、東京オリンピック。「前半・後半の法則」にも該当する。この点では、日本株、楽しみな局面と言えるが…どうか。

春山昇華さんのブログ。強気派、弱気派、心配派。

浜口です。

春山昇華さんのブログから。強気派、弱気派、心配派

 

曰く、投資家心理は、強気派、弱気派、心配派に3分類できます。それぞれの割合は、強気派(15%)、弱気派(15%)、心配派(70%)といった感じです。普通の人は心配派です。で、心配派は投資家には向かないと。

う~む。この意見、あまりにも当方の感覚を代弁してくれている感がありましたので、ここにご紹介させていただきます。春山昇華さんの考察、凄いな・・・・

 

当方?まあ、強気派でしょうか?基本・・・(笑)

常に一定量の心配派投資家は供給されていて、その人たちが後追いしてくれてるから、強気派、弱気派が儲かる。マーケットはそんな構図と、理解してますけどね。

清水建設

浜口です。今回は、個別銘柄の話を。

建設株が相場になってる。特に清水建設。

当方、この銘柄を持っている。経緯は、さらば、いすゞ・・・また「ご縁」があれば・・・で書いている通り。いすゞ3万株を売却した折、その資金で一部、清水建設を購入した。

清水建設を買った時の理由は、東京オリンピック関連のテーマ株を、少しは持っていたいと考えたから。一方で大手不動産株は、今からでは遅い。株価は上場来高値近辺に位置している。この材料で買うなら、株価の相関関係が高く、まだ上昇していない建設株をと。その中で手堅く、足元の業績がそこそこ良いスーパーゼネコンとなると、清水建設に分があると判断。鹿島は足元で不採算受注の残が多く、大成建設は既にそこそこ買われており、大林組は関西。

あらゆる点から建設株は、実に買いづらい。が、東京オリンピック関連株がテーマ的に物色され大相場になる可能性は残されているし、その時に関連銘柄をまったく持ってなく、相場に乗れてないとするとそれは、一生の後悔。そんな動機から、購入したものです。

当方、1980年代の建設株の大相場を経験している。実はその影響も、多々ありますね。かの大相場から30年。その前の建設株の大相場は、列島改造の頃か。そろそろまた、大相場が再現されないかなと。

でも、久しぶりだな・・・建設株、テーマ株的な動きになりつつある。で、清水建設がリード役の様子。この銘柄、現状のバリエーションからは八百円以上は説明がつきづらい株価であることは、重々承知の上。テーマ株相場なら、まだいける。当方当面、玉は寝かすつもりです。まあどこかで突然、相場から降りることになりましょうが・・・

さあ・・どうなるか。以上、実にポジショントークですんでね。その点はご注意を。

NISA制度拡充へ

浜口です。

先週の日経にこんな記事が。

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曰く:
政府の少額投資非課税制度拡充策の概要が固まった。子供NISA創設の大見出しが目立つが、これ以外にも大人版NISAの非課税枠を年200万から300万円に引き上げ、加えて、非課税期間の段階的延長を行うと、様々な拡充策が。

この報道含め、最近感じること2点。今回の消費税上げ8%を「成功」とし、来年の10%上げに向けて・・・・政府はやはり国策として、株高に必死に取り組んでいるということ。あらゆる手を打って来ている。小出しながらも、今後も追加策を出してくるでしょう。それが伝わる。ここまでのところそれは、劇的な効果は上げてはいないが、これからが楽しみ。

少額投資非課税制度により、貯蓄から投資の動きを拡大、誘導したうえで、投資初心者に株式投資で損をさせる。そういうわけにはいきませんよね。

もう1点は、ここまで投資家を優遇するんであれば、そもそも、証券税制10%から20%は必要だったのかということ。まあ、終わってしまったことなんで今更言っても、始まりませんけどね。

さあ相場、どうなるか。前回書いた、宮田氏の11月にかけての株価下落予測は、気になるところではあるが・・・

日本株、エリオット・ウエイブ分析によれば・・・

浜口です。

三菱UFJ モルガンスタンレー証券のテクニカルアナリスト、宮田直彦さんの講演会に行ってきました。日本株については長期で超強気、短期でかなり弱気という、大胆な相場観でしたね。

ドル円・日本株については、目先は既に天井打ち、ここから11月にかけ、円高株安と。為替は100円割れ、場合によっては95円も。日経平均は1万2000円前後も。一方でそれ以降の日本株は、エリオットウエイブの強烈な第3波が始まり、大相場。足元から倍加、2万5000円も視野に入ると。一方でアメリカ株は弱気局面入りと。

11月にかけ、そんな弱気相場になるんだろうか。当方とは見方が異なるが・・・・まあ、宮田さんはエリオット・ウエイブ分析の第一人者。市場に影響力がある方ですからね。看過できないが・・・頭の片隅には置いておくべきなんだろうな。

14年7~9月GDPなどで見極め 消費税率10%引き上げ。

浜口です。

昨日のNY株式は、波乱なしですね。これで、かねてから言われている、14年7~9月GDPなどで見極め 消費税率10%引き上げで首相に向け、7~9月GDPをそこそこの水準のプラス成長に持っていく、そのための株高シナリオを素直に期待して良い。

このシナリオの確度がやや高まった気がするが・・・・どうだろな。

気持ち悪い下げだが・・・?

浜口です。

ここ3日ぐらいの日本株、証券、銀行、海運などの下げ、ちょっと気持ち悪いな。機械受注が良くないとか、ポルトガルの銀行の信用懸念とか、いろいろ後講釈されているようだが。

恐らくは、どこかの外人投資家が、何らかの理由で日本株の比率を下げてる。VWAPで一日かけて売ってる。それが、3日ぐらい続いてる。そんなところなんだろうな。感覚的な話だが、そんな気がする。

これまでにもこういう展開、何度も目にしてる。たまにあるんだよな。まあ、良くある光景。で、その売りが終了したら、株価は真空地帯を戻ると。

現状、当方は楽観してますが・・・・さあどうなるか。今夜のニューヨーク株式市場の動向も、注目ですな。

10年間だと、30回は株価暴落に遭遇?

浜口です。

少々うろ覚えですが・・・・何日か前にさわかみ投信の澤上さんが、日本経済新聞のコラムで、以下のようなことを書かれていました。

株式市場では、年に3~4回は暴落といって良いような急落局面に遭遇する。10年間だと、30回は株価暴落に遭遇することになる。だったらドカンと下げるたびにしっかり買っておき、相場上昇の熱気が高まるにつれ、薄く売り上っていく。そして次の下げで、「待ってました!」の買いを繰り返したらいい。

年に3~4回の暴落というとところまでは、普通にイメージできる。なるほどなと思ったのは、10年間だと30回は、株価暴落にぶち当たるという考え方。たしかにその通りだよな。

株式が暴落したら、そこをすかさず買う。これは投資家の悲願でありましょうが、なかなかそういうチャンスはやって来ない。そう思いがちですが、実際には、そうでもない。結構、チャンスはあると。

救われた気分になった。これは実戦に活かさないと、損だよな。

住金株を41円で買った男

浜口です。
日経新聞の電子版に、住金株を41円で買った男 長期投資のメリット体現という記事がありました。ありがとう投信の岡大(おか・ひろし)氏の話ですが、判断は正しく、6年後に同社の株価は700円を超えたと。
投資のコツは? そんな問いを岡氏にぶつけると、良い会社の株式を見つけ出して、世の中が悲観一色になって大きく売り込まれたときに、泰然とした態度で思い切って買う。辛抱強く保有し、人々が楽観的になって大幅に値上がりする局面を待つ。そのときが来たら淡々と売る。「失意泰然、得意淡然」だと。
この記事を見て思ったのですが、当方の株式投資も、基本的には、この方の手法に近い気がします。特にリーマン後うまくいったケースに限って言えばそうで、特にいすゞ。これはさらば、いすゞ・・・また「ご縁」があれば・・・で、説明しているとおりです。
ピンときた低位株、数銘柄に集中投資。その中で、想定した株価上昇シナリオが現実化する銘柄も出てくる。その大きな相場に乗り、大きく取って、資産増加を果たす。そんなイメージですかね。
株式投資で成功するには、様々なスタイルがあると思います。が、当方はこのやり方が好みです。というか、結果的に現状、このスタイルに落ちついています。
当方は立場・職務柄、機動的な売買ができないため、このような手法を取らざるを得ないという部分も大きいです。

林輝太郎先生の本を再読

浜口です。
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今は故人の林輝太郎先生。当方は大ファンでして。90年代あたり、むさぼるように本を読みました。
それから今、20年以上を経て、あらためて本を読み返すと。なるほど、先生が伝えたかったことは、こういうことなんだと。新たな気づきがあるんですね。
当方が相場に詳しくなったからか。あるいは当方が歳を重ねる中で、先生の言うことが理解できるようになったからか。おそらくは後者なんだろな。
先生の本、またあらためてじっくり、読み返しみたいと思います。以前ならピンとこなかったことも、今なら、理解できる。そんなことが、かなりあるのかもしれない。
でもだとしたら、歳を重ねるというのも、老化というネガティブなことばかりではないな。そんな気がしてきた。人生、悪くないって・・・・