いつかはバブル。これは歴史の必然と。

浜口です。今日はちょっと、過激な発言を。
今日のモーニングサテライト、マネックス証券の広木氏の発言、聞いた人いますか?
曰く:いつかはバブル。これは歴史の必然と。
当方、これ聞いて、いたく共感した。何らかの理由で株高が構造的に続くと、最終的にはそれは常に行き過ぎて、行き着くところまで行く。必ずやバブルに発展する。今、NY株式、ドイツ株式、史上最高値更新中ですよね。
株式市場って、そういう性、そういうもんなんだと思います。今回も、同じことになる気がしてならない。今はまだ明らかにバブルではないが、最終的には、バブル相場に発展する。でもその時はその時で、それらしい相場の解説がなされ、割高ではないと唱えられる。そんな相場がスタートしている、そんな気がします。
前回のITバブルから、13年経ってるしな。変な言い方だが、バブルの「機は熟している」ような気がする。日米とも。あくまでこれ、皮膚感覚ですよ。相場をもう、30年以上もやっている当方のね。だから根拠があるわけではない。
仮にバブルになると仮定すれば・・・・相場には、とにかく早いうちに乗っておいた方が良い。早いうちに乗っているからこそ、早いうちに降りることができる。二次会には参加してはいけませんよ・・・と、これは、日本の80年代後半のバブル、ITバブル、両方経験している、当方の知恵ですな。
まあ以上は、当方のポジショントーク、妄想の部分が多々ありますんでね。話半分以下で聞いて下され…繰り返しますが要は、マネックス証券の広木氏の発言に、いたく共感したという話。さあ、どうなるか。

日本株、一言、楽しみだな。

浜口です
日本株、良い感じになってきましたね。
米国株は高値更新中。業績相場か金融相場か、それとも両方か・・・日本株は、ヘッジファンドの買い云々が伝えられているが、業績見通しもそこそこ良好。
特に銀行株。4~9月期の好業績を受け、大手銀行5グループは三井住友トラストを除く4社が、14年3月期の業績予想を上方修正したと。そのタイミングで銀行・証券株が素直に上がってきた。これは喜ばしい。
かねてから言われていることだが、銀行株が高い相場は、強い。銀行株の上昇は、相場のセンチメントを改善させるって。
季節的にも、これから年前半高アノマリーの時期を迎える。4月の消費税上げが、気になると言えば気になるが・・・・まあ、その時期、4月までは当分、玉を寝かせる局面と理解。
日本株、一言、楽しみだな。久々に大きな相場を期待するが・・・どうかな?

日本株、ここに来て、あまり冴えない動きだが・・

浜口です。
日本株、今日は大幅高しているが。。。ここに来て、あまり冴えない動きなのは、需給要因ですよね。
まず、5月高値を信用で買った向きの反対売買、あとは年内に節税対策売りをしたい向きの売り。
一方で買い方は、外人。この力関係で、相場の水準が決まるのでしょうか?
節税売りに関しては、クロスで対応する向きが多いと思ったが。。。そうではないみたいですね。
当方とは異なり、バブルの上げ相場を知っていない最近の若い人は、株は基本、上がっても長続きせず、そのうち、安くなる局面がある。その時に買い戻せばいい。そんな気持ちでいる向きが多いみたいですね。聞こえてくるところによれば。
まあ・・・節税対策の売りも、12月までには、峠を越えるんでしょう。その後が楽しみだけどな。。。

NYダウとの比較で、日経平均がキャッチアップ?

浜口です。
日経のHPに掲載されている、日経平均とNYダウの比較チャートを。久々に、逆行している。
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本件、日経平均とNYダウの比較も含め、過去2度ほど書いてますが、両者の相関関係は高い。過去においては、このような状態は長続きせず、都度、修正されている。
今回もそろそろ、以前と同様、日本株のキャッチアップが期待できると考えて、良さそうだけどな。どうだろ?

東名高速が出来る前、東京-大阪間のトラック便、2日がかりだったと・・・

浜口です。
日独で、株価が新高値。日本も、リーマン前の高値奪回ぐらいしても良い環境になりつつあると、思うけどな。
さて先日、当方が大阪でタクシーに乗った時の話。
運転手は、70才過ぎの方。話好きな人。聞けば若いころは、トラックの運転士をしていて、東京-大阪間、トラック便でしょっちゅう、行ったり来たりしていたと。
1969年(昭和44年)、東名高速が開通する前までは、いわゆる「下の道」、国道一号線を、ずっと運転していた。その場合、大阪を出て夜行一晩では到着できず。一泊2日で、東京まで行っていたと。
大阪から出発すると、浜松あたりで夜になり、車中で仮眠するケースが多い。が、もう少し頑張って運転して、箱根まで行って50円払って温泉に入浴し、仮眠する。これが楽しみだったと。
でも東名高速が出来て、そりゃあ、楽になりましたよと。
この話を聞いて、いろんなことを考えさせられた。やはり「スピードアップ」は、経済にプラス効果をもたらすと。
物流の進歩は、経済発展をもたらす。そりゃ、東京から大阪、人でもモノでも、移動に二日かかってたのが一日あるいは一晩で出来るようになれば、人の行き来・物流面で、劇的な進歩をもたらす。大阪や京都まで来ないと食べられないものも、東京で食べられるようになる。週末の単身赴任の人たちの帰省頻度も、それは増加する。週末に東京ディズニーランドを訪ずれる関西女性も、「スピードアップ」のせいで増加する。
それが今日では、物流に限らず、情報のスピードが、凄まじいスピードでやり取りできるようになっている。うんと昔は飛脚だった。それが有線電話となり、現在に至る。
東京~大阪、日帰りの連続なんて・・・古き良き時代の想い出もあろうが…やっぱり、節目、節目で、時代は変わるな。
取りとめがなくなりました。この辺で。結論?特にないが・・・・まあ一般論として、物流、情報伝達、便利であるに越したことはないな・・・・あまり便利になり過ぎてもな・・・という部分はあろうが。。。。

【質問回答】アメリカ国債のデフォルト説について。

浜口です。
「国策に売りなし」と・・・について、「アップル」さんから、下記の丁寧な文面の質問が。
先生の中長期展望の分析力は毎回大変参考になります。 ポジションを持てずに相場が下がると喜んでいる人もいるようですが、 相場が上がるにせよ下がるにせよ 先生のように根拠に基づいた冷静な判断力を持ちたいものです。 一つ質問なのですが、最近話題になっていたアメリカのデフォルト説。 一部の方はとてつもない円高ドル安を予想していましたが、 先生はいかがお考えでしょうか? 私個人としては長期的にはドル高と考え行動していますが・・
本件、当方もよく尋ねられてます。テレビを見ていると、一部、極端な意見が登場するようで。
以下、当方が10月に入って以降、講演会等で行っていた説明をまとめてみますね。これにより、回答に代えさせていただきます。
①10月に入って以降、アメリカでは「株高、国債高」が続いています。もし少しでも国債のデフォルトリスクがあるなら、市場はこの逆の動きになっていなければ、説明がつきません。あるいは金が上昇していなければ、説明がつきません。つまり現状では、市場は、アメリカのデフォルトを唱える人など、相手にされていない状況とご理解ください。
②米国の債券がデフォルトすると言っている人は、国債の拠り所は何か?国債が何より担保されているか、理解しているのでしょうか?
国債は基本的に、その国の税収により担保されます。税収があるからこそ、国債の元利払いが可能になるわけですね。言うまでもなく、アメリカは世界一の経済大国で、GDP・税収とも概ね一貫して、右肩上がり。ここに、アメリカの国債の信用力があるわけです。これが続く限り、経済的には、デフォルトし得ない・・・そう考えるのが、まともです。
③政治的には・・・・民主党と共和党の「ねじれ」が問題なわけですが…いずれにせよ、アメリカ国債のデフォルト止む無しと思っている議員は、一人もいない。これは常識で考えれば、わかるはずです。

「国策に売りなし」と・・・

浜口です。
昨日の日本株は急落。日経平均398円安と。看過できませんね。一応分析を。
それを受けてのニューヨーク株式市場は61ドル高。S&P500種は過去最高値を更新と。ドイツ株も新高値近辺。世界同時株安ではないことは確か。それを受けてのシカゴの日経平均先物は、25日の大証終値を85円上回ったと。
下がった理由は、中国の金融引き締め懸念とか、円高とか、さかんに後講釈されてますが・・・何らかの理由から、日経平均先物を売り込んだ向きがいた、そのあたりの大雑把な分析で、いいんじゃないでしょうかね。そして株は、上がるときは緩やかだが、下げは一時的であっても、急落になりやすい。そういうもんだと。。。
今後の展開ですが・・・
日銀、月間の資金供給額、11月にも10兆円越えと?で書いた内容の、催促相場ということでしょうか。どの段階で、黒田日銀が行動に出るのかでないのか。
まあ、ここは難しく考えず、「国策に売りなし」と、悠然と構えたいところですな。
日銀は昨日も、市場から、ETFを131億円購入している。粛々と役割、果たしてますよ・・・・

日本株の外人買いは、12月から3月にかけ加速しやすい?

浜口です。
この図は、野村証券の日本株投資戦略10月号に掲載されている、海外投資家による日本株買い越しの季節性。
2002年以降の海外投資家の日本株買越額を、月別にまとめたもの。外人投資家の日本株投資は、12月から3月にかけて買い越しになりやすい季節性が見て取れます。
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11月には、国内企業の上半期決算が公表される。好調な、上方修正含みの企業業績が発表される可能性が高いですよね。
年前半高になりやすい日本株の季節性、加えて上述した海外投資家の日本株買い加速の可能性も念頭に置けば、ここから来年前半にかけては、日本株は堅調な相場が期待できるのではないかと筆者は考えますけどね。

日銀、月間の資金供給額、11月にも10兆円越えと?

浜口です。
今回は少々俗っぽい、市場のルーマー。話、半分で。
昨日当方、QE3VS異次元緩和・・・量的緩和度合い、アメリカのほうが上?lを書きました。
本件に関し、はからずも今日、又聞ながら、日銀動向に精通している高名なストラテジストが語っていたという話を聞いた。某、講演会での話と。
当方が書いているように、アメリカのQE3縮小が先送りになった今、このままでは、円安にはならない。
と言うことで、日銀は、資金供給額を月額10兆円以上に持っていく。しかもそれは、11月からと。黒田日銀は、すでにそういうハラなんだと。そういう話でした。
これがもし本当なら・・・・円安・日本株高、必至ですよね。さあ。。。どうなるかな。
まあ・・・デフレ脱却は国策。伴い、円安・株高は必須。この考え方は、間違いでは、ないんでしょうね。出来るかどうかはともかく、ね。

QE3VS異次元緩和・・・量的緩和度合い、アメリカのほうが上?

浜口です。
9月末マネタリーベースは185.6兆円、年末200兆円へ積み上げ順調=日銀という記事がありました。
この中に、下記の記載が。
日銀は金融市場調節の操作目標として、マネタリーベースを年間60兆─70兆円増やす計画を掲げており、1カ月あたりを単純に試算した増加額は5兆─5.8兆円。2013年末の残高見通しである200兆円程度に向け、ほぼ想定通りのペースで積み上げが進んでいることになる。
でも実際は、足元でのマネタリーベースの増加ピッチは、毎月7兆円程度で進んでいる模様です。
・・・と、待てよ。
FRBのQE3、月間の債券買い入れ額は、月850億ドルですよね。1ドル100円換算で、8.5兆円。
これだと・・・アメリカがQE3縮小を始めない限り、市場への資金供給額の点で、日本はアメリカに負けてることになる。となると、このままでは、これまでのような円安にはならないのでは?しかも、QE3縮小、来年3月開始にずれこむのが、市場のコンセンサスになりつつある。
でもまあ・・・黒田氏は最近、追加的な緩和も視野に入れていると、講演している。おそらくは、さらなる円安になるまで、アメリカを上回る追加的な資金供給を実施するハラだとは思います。あまり心配はしていませんが・・・・さあ、どうなるか?